明けましておめでとうございます

遅ばせながら。
2008年は個人的には本当にいろいろなことがあってとても充実した年でした。
特に、サークル活動ではライトノベル同人誌『ソフラマ!』を発行して文学フリマで初の即売会に参加したり、筑波批評社の方では間接的にゼロアカ道場に参加したりして、この一年で見える世界がとても広がった気がします。また、このような活動を通していろいろな方とお知り合いになれたことも僕にとってはとても大きなことでした。その分、色々な方にお世話になり、迷惑をかけてしまったと思います。本当にありがとうございました。
さて、本当に気が向かないと書かない不定期更新のこのブログですが、今年もまったりと続けていきたいと思います(だけど少しは更新が増えると良いなぁ)。
それでは、今年もよろしくお願いします。
新年の挨拶代わりとして個人的に2009年楽しみなシリーズを何作か紹介しておきます。

近未来のリアルフィクション。特に、スプライトシュピーゲル第四巻は個人的に2008年今年もっとも衝撃を受けた作品だと思います。ここに来て圧倒的な世界観・人間観を叩きつけてきたこの作品がどのように終結するのか楽しみでなりません。川上稔氏の新シリーズ。第一巻から前作『終わりのクロニクル』を超えんとするボリュームと迫力で魅せてきた作品。相変わらずの設定の多さ、言葉の強さ、そして今回は戦記物としてのスケールの大きさを感じさせる第一巻でした。完結まで何年でもつきあいます。
とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

完結目前ですね。アニメも盛り上がっているみたいですね。この作品で描かれる描写は、おそらく他では真似が絶対できない形で「高校生」の心理をえぐり出します。おそらく次で最終刊だと思うのですが、彼らの青春にどう決着がつくのか楽しみに待ちたいと思います。
神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)

神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)

杉井光という作家を今年発見できたのは僕にとって一番の収穫だったかもしれません。彼の小説を作る上手さ、センスのスマートさは読んでいうだけで心地よい。『さよならピアノソナタ』のようなカタルシスは望めないかもしれませんが、ある意味杉井光のセンスが一番光っているのはこの『神様のメモ帳』だと思っているので、是非続きが読みたいですね。
ANGEL+DIVE (3) .LOVENDER (一迅社文庫)

ANGEL+DIVE (3) .LOVENDER (一迅社文庫)

まだ三巻を読んでいないのですが、ネットでの評価を見るにやはり化けた模様ですね。第一巻はあまりの物語の遅さにイライラしてしまったのですが物語としての可能性は少なくとも一迅社文庫の作品の中ではずば抜けていると思います。これから第三巻を読みたいと思うのですが、どのように物語が広がっていくのかとても楽しみです。

まあ、この辺で。