2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2008年上半期ライトノベルサイト杯

というわけで参加してみます。 まず、新規作品から。まず、第一に挙げたいのは「君のための物語」落ち着いていて、それでいてユニークな語り口で物語に引き込まれます。タイトルに惹かれる人は是非読んでみてください。君のための物語 (電撃文庫)作者: 水鏡…

銀色ふわり(著:有沢まみず)

世界中のの生物から知覚されず、また自分も生物を知覚出来ない。それは完全に孤独だということ。そして、その孤独な世界に生きる「黄昏の子供たち」女の子と、その子を見ることが出来る男の子のボーイミーツガール。これはそんな孤独と絶望と優しさの物語だ。

青年のための読書クラブ(著:桜庭一樹)

男子禁制の女学院。生徒会、演劇部がその光だとするならば、読書クラブは影、女学院のアウトローたちの集い場である。「哲学者たり、理学者たり、詩人、剣客、音楽家たる」彼女たちは皆「ぼく」と自らを語り(重要)*1、箱庭でさえずる少女たちを遠めに見な…